2013年05月17日 (金) | 編集 |

2011年後期のNHK連続テレビ小説「カーネーション」の放送開始いら、一話たりとも見逃さないように、一週間単位で録画していました。前作の「純と愛」にいたっては、未だにほぼすべて全話を外付けハードディスクに保存してあって、削除するタイミングがわからない状況です。
しかし、今回の「あまちゃん」は録画するほど見たいドラマではない、という結論に達しました。
一頃、宮藤官九郎(クドカン)が脚本を担当した映画やドラマワクワクドキドキして夢中で見ていました。初めて見たクドカン作品は2000年の「池袋ウェストゲートパーク」でした。このドラマがあまりにも面白かったので、石田衣良の原作をを購入しようかと立ち読みしてみましたが、ドラマよりもダークだったので、買うのをやめました。
2001年の映画の「GO」や2002年の「ピンポン」も素晴らしい作品でした。もともと優れた原作をそのまま描くのではなく、とても強いクドカンの独特なタッチに変えるところが痛快でした。
しかし、クドカンが原作を書いたドラマや映画はそれほど楽しめないのです。2003年の「木更津キャッツアイ」や2004年の「ゼブラーマン」やそれらの続編はにはとても期待したものの、見た後に何も残らない、首をがしげている作品でした。
クドカンはもともと劇団大人計画のメンバーで、どちらかと言うとアングラな思考の脚本家。私は大人計画の激をテレビで見たことがありますが、あまり好みではありませんでした。
「GO」や「ピンポン」では、原作があるため、クドカンのアングラな表現がやや抑えられているので、私にとってははそれがちょうどよかったのです。クドカンが原作を書いた作品はとっぴすぎて、心から楽しめません。あまりにも自由すぎてついていけないし、そこまで奇天烈なドラマは必要としません。
私の実生活が奇天烈で無秩序なので、ドラマには節度を求めてしまうのでしょう。
ですから、ここ数年は宮藤官九郎作品は見なくなりました。最後にちゃんと見たクドカン作品は2008年の東野圭吾原作の「流星の絆」の連続ドラマでした。
音楽で言えば、作曲でなく、リミックスしているクドカンに魅力を感じます。
現在の「あまちゃん」はクドカンが原作。「クドカンファミリー」の濃い面々が脇を固めるドラマです。一ヶ月以上見てみて、これは毎日見たいドラマではないと感じました。
まず、ヒロインに魅力を感じません。今までのクドカン作品で楽しめたのは、主役以外の人が変わり者で、主役が周りに対してツッコミを入れてまとめるいう感じでした。しかし、「あまちゃん」の主人公の能年玲奈はぽわんと、メリハリのないキャラで、他の出演者の際立ったキャラに負けています。おかずばっかりでご飯が無い食事のようななドラマです。
主人公の母親、祖母、祖父、親友役にも共感できる登場人物がいませんし、皆同じ人に見えます。
よって、2011年の「カーネーション」以来初めて、毎回録画するのをやめます。週に1,2回見て、なんとなくあらすじを確認する程度にします。
次の連続ドラマ「ごちそうさん」に期待します。

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