戦う片付けられない元うつ病の主婦。フリー翻訳家。息子たちは自閉症。夫は元中学教諭。
わざわざ嫌われることをしました
2011年05月29日 (日) | 編集 |
私はとある教育施設で英語講師をしています。私は高卒ですが、英検の級を持っているため、大卒の先生方や大学教授のかたと同じ職場で働いています。

私が得意とするのは、英文を書くこと、英語で話すこと、正しい発音を教えることです。週4クラスぐらいのペースで12年ぐらい続けてきました。私がいままで教えてきたのは、高卒や大学を休学してきている日本人の生徒さんたちです。生徒さんたちが一番喜んでくれるのはP2Pという授業です。

こちらで授業の様子が御覧いただけます。私が考案したP2P方式といます。この動画で使われているプリントも御覧いただけます。

現在私が教えられる動画のレベルぐらいです。ものすごくがんばればアメリカンスクールの中高レベルまでは辛うじて教えられるような気がしますが、そのためのトレーニングを受けていませんし、経験もありません。

先日知人の女性が私に英語を教えてほしいと頼まれました。彼女はアメリカの大学院を卒業して博士号をもっていて、すでに米軍基地で働いている女性です。しばらく同じ職場だったので、彼女は私の授業の様子を知っていました。

私はとても戸惑いました。なんでこんな高学歴の人が私から英語を学びたいのか疑問を持ちました。本当なら、彼女が私に指導する立場なのに。

話を聞いてみると彼女は私が英語と日本語を素早く切り替えることが出来るところを彼女が役割のひとつである通訳の仕事に活かすために教えてほしいとのこと。確かに私は瞬時に英語と日本語の間を行ったり来たりできますが、それは6歳に英語が話せるようになってから、46年間の積み重ねなのです。簡単に教えられることができるものではないのです。

彼女が持ってきた参考書に目を通してみたら、どうにか理解できるという程度でした。私はアメリカンスクールにいる時から、難しい単語を避けて、できるだけシンプルな言葉で書くことが好きでした。たとえば、ヘミングウェイのように。彼女の目指している英語とは真逆です。

やんわりと、こんなに高いレベルは教えられないとお断りしました。仕事場で使っているプリントを彼女に見せて、この程度しかでいないということを説得しても、彼女は教えてほしいといいます。

昨日が初めてだったのですが、私はやる気があまりなく、資料も用意しませんでした。私には企みがありました。彼女に嫌われることをワザとしました。私のレベルの低さを強調したり、彼女を妹さんと比べたり、絶対に為にならないアドバイスをしたり。彼女は文句こそ言いませんでしたが、とても不愉快そうでした。

夕方彼女から電話が来て、「私の希望しているものとは違うのでこの件はなかったことにしてください」と電話がありました。

ほっとしました。彼女が私に何を求めていたのかはっきりとはわかりませんが、私がそれ与えられないことは明白でした。私ががんばって彼女に教えても何も生まれてこないことは分かっていました。彼女もやっとそれに気づいてくれてありがたかったです。

彼女は私の助けを求めなくても自分でできる人間です。

いずれ彼女の講義を受けるということを楽しみにしています。


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