戦う片付けられない元うつ病の主婦。フリー翻訳家。息子たちは自閉症。夫は元中学教諭。
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ゆとり教育の被害者たち
2011年05月31日 (火) | 編集 |
私が務める教育施設にここ2年入学する生徒さんのレベルが低いな~と感じていました。私はこれを個性と捉えていました。英語の基礎の基礎も出来ていなくて、まっさらの状態からはじめなければなりませんでした。

学習に対する姿勢自体に差がありました。今までの生徒さんと違って、わからないことあるとすぐに手を上げて、質問します。ちょっと考えればできることでも。「少し自分で考えてみて。」「わからない単語はまず辞書を調べてみて。」「当てずっぽうでいいから、答えを推理してみて。」このようなことを私が言うと、生徒たちはあからさまに嫌な顔をします。二言目には「意味分からん!」

私は戸惑いましたが、例年よりもレベル下げて授業を進めることにしました。

最初は無気力に見えた生徒さんたちも、英語の基礎を身につけると、「英語を話すことが楽しくてたまらない!」、という表情を見せてくれます。まるで水を得た魚。レベルが低いのではなく、勉強の仕方がわからなかったのだと実感しました。

先日授業中に「なんで主語がmenの時にbe動詞がareなんですか?」という質問がありました。

私: 「Menは複数形だからよ。」
生徒:「Menの複数形はmensじゃないの?」
私: 「Menが複数形で、men'sが所有格。単数はman。」とボードに書きながら説明しました。
生徒:「へぇ、初めて知った!」
私: 「初めてじゃないでしょ。中学でやったよ。」私は中学のALTをしたことがあるので、中学校でそいう授業があったことを覚えていました。
生徒:「中学校のことは言わないでほしい。」と悲痛な表情。

別の生徒さんが、彼らはゆとり教育が始まった頃の生徒で、いわゆるゆとり世代なのだといいました。「俺たちの時代から週休二日になったし。」

なるほど!それで前年の生徒と比べて、急激なレベルの低下があった理由がわかりました。

ゆとり教育のせいで基礎時な英語力が付いていなかったのですね。ちょうど次男が入学したころに始まったような気がします。「総合的学習」という科目がありました。

中学教諭の夫も大変そうでした。学校現場はとても混乱しているように見えました。良かれと思って実施されたものだでしょうが、結果的には生徒たち自身にとってはあまり良いものではなかったと思います。

正直いうと、ゆとり教育の生徒さんたちは「教えにくい」という訳ではありません。まっ更な状態で入学した生徒さんたちですので、英語に対して先入観がないですし、私たちが教えることを素直に受けいれてくれます。難しかったことを理解できるようになるときの目の輝きはプライスレスです。教える側も達成感を感じます。

今の生徒さんたちは「ゆとり教育の被害者」といっても過言ではありません。しかし彼らは、毎日前向きに学習に取り組んでくれています。私としても卒業するまでに先輩がたに追いつくように精一杯サポートしていきたいと思います。

がんばれ!ゆとり世代!


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テーマ:英語
ジャンル:学校・教育
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