戦う片付けられない元うつ病の主婦。フリー翻訳家。息子たちは自閉症。夫は元中学教諭。
やりたいことが見つからない、って何?
2011年06月01日 (水) | 編集 |
hand.jpg

よく生徒さんが「やりたいことが見つからない」といいます。

幼稚園から高校まで英語教育を受けた私にとって、あまり聞いたことない悩みです。

ある日女子の生徒さんが休憩時間に真剣な表情で読書をしていました。目があったので、私が「何を読んでいるの?」と聞くと、

「〇〇〇〇先生の本だよ。」という答え。

私はその作家の名前は聞いたことはありましたが、どういう本を書かれている方かは、全くわかりませんでした。

「すごいから先生、ここを読んでみて。」と本を私に手渡します。

日本語の読み書きは独学ですので、戸惑いましたが、ページに目をやるとどうにか読めそうな文でした。その章では「やりたいことが見つからい」と言う悩みに答えておられました。

その作家の考えは、今やりたいことが見つからないと思っているかもしれない。でも、過去を振り返ってみて、自分がやっていて楽しいこと、夢中になれることが「やりたい事」なのだ、ということでした。

生徒さんに「やりたいことが見つからなくて悩んていたの?」と聞くと生徒さんは頷きます。

「これを読んで悩みは解決した?」と聞くと、ちょっと首をかしげていました。

私は「やりたいことはきっと見つかるよ。」と生徒に言いました。私が「英語講師」という仕事が自分に向いていると気づいたのは40歳過ぎてのことでした。それまでは私は作家になりたいとずっと思っていました。でも私にはあまり文才はないので、きっと作家になったとしても成功は見込めなかったと思います。人を教えるというのは今までのアルバイト、仕事、育児を通してすんなり出来ることでしたが、職業として考えたことはありませんでした。ひょんなことから始めたこの仕事ですが、今はライフワークだと思っています。

この話をしたら、生徒さんは「40歳!?そんなにかかるの、したいことを見つけることって?」と茶化しました。私の思いが少しだけ彼女に伝わったような気がしました。

アメリカンスクールで私のクラスでは「やりたいことが見つからない」と悩む人はいませんでした。どちらかというと、今できることをやることしかないという考えが多かったような気がします。

日本人は「やりたいことを見つける」ことは生まれ持った当然の権利だと思っているのでしょうか?先ほどの生徒さんに「あなたの周りにやりたいことを今している大人っている?」と聞いてみました。「いないかもしれない。」という返事。

「やりたいこと」というのは自分が適性で、しかもやっていて楽しいことなのです。それが何か気づくのは何年もかかります。能力と喜びや満足感が一致する職業や趣味はなかなか見つからないものだと思います。10代後半や20代全般で見つかることはまれだと思います。

たとえば、石川遼さんや浅田真央さんは若いうちから「やりたいこと」と見つけていたのかもしれません。でもこの方たちは能力や適正が突出している天才で、一般的は私たちと比べるのはおかしいのではないでしょうか?

「やりたいことを見つける」というのは人生を通していろいろ経験して見つけるのが普通だと思います。

それを見つけたとしても、それをできるとは限りませんが、探し続ける価値はありますよね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ハーフ・クォーターの暮らしへ
にほんブログ村
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック